セラピストの仕事は、身体を使う立派な“体力労働”。
でも、気がつけば1日に何人も施術をこなしてヘトヘト……。
「好きな仕事だけど、このまま続けていけるかな?」と不安になることもあるのではないでしょうか。
今回は、セラピストが体を壊さずに続けるためのスケジュールの考え方をご紹介します。
✅ 1日に施術できる人数の目安とは?
実際、セラピストが1日に対応できる人数は人によって違いますが、一般的には2〜4名程度が限界と言われています。
経験年数 | 推奨目安(1日) |
---|---|
初心者 | 1〜2名まで |
中堅 | 2〜3名まで |
ベテラン | 3〜4名まで(無理のない内容で) |
以下の条件によっても変わります:
- 施術時間(60分?90分?)
- オイル or ドライ(体の負担が違う)
- お客様の体格やコリの重さ
- 移動の有無(出張かサロン内か)
✅ 無理のサイン、見逃していませんか?
こんな症状が出ていたら、スケジュールオーバーかもしれません:
- 施術後に「ぐったり」するのが毎日
- 手や腰の疲れが翌日も取れない
- 施術中に集中力が切れる
- 夜ぐっすり眠れない
- 気持ちが重く、笑顔が減ってきた
長く働くためには、“やれるだけやる”ではなく、“無理なく続けられるペース”を基準にすることが大切です。
✅ 自分に合った施術スケジュールを組むポイント
1. 施術枠に“余白”を入れる
連続で施術を入れず、合間に休憩やリセットタイムを設ける。
→ 例:午前1名、午後1名で午前と午後の間に1時間以上の余裕をつくる
2. 1週間単位で見直す
1日ごとの人数よりも、週トータルでバランスを取る。
→ 週3日だけ集中、残りは半日やオフにするなどの調整も◎
3. “施術しない日”をスケジュールに入れる
定休日ではなくても、施術をしない日をあえてつくる。
→ 仕込み、事務作業、メンテナンスなどに使う
✅ 長く続けるためには「体力より仕組み」
セラピストは、がんばるほど体に無理がかかる仕事。
でも、「体力があるから大丈夫」ではなく、体を守る“仕組み”や“ルール”を自分で作ることが、プロとして長く続けるコツです。
✅ まとめ:あなたの“限界ライン”を見極めよう
誰かのペースではなく、自分の体調・体力・ライフスタイルに合わせた施術スケジュールを。
体が資本のセラピストだからこそ、「ちゃんと休む」「余白を持つ」ことが、結果的にお客様の満足度にもつながります。
「今の働き方、このままでいいかな?」と思ったときに、ぜひ一度見直してみてくださいね。