セラピストの離職理由とその予防策|“好き”を続けるコツとは

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「人を癒したい」「この仕事が好き」
そんな気持ちで始めたセラピストの仕事。

…でも気がつけば、疲れ果てていたり、やりがいを感じられなくなったり。
実際、セラピスト業界では離職率が高いと言われています。

この記事では、セラピストが離職に至る主な理由と、その予防策について解説します。
“好き”を仕事にし続けるためのヒントを見つけてみてください。


よくあるセラピストの離職理由5選

1. 感情疲労・共感疲労

お客様の悩みやストレスを受け取るうちに、自分の心がすり減っていくケースです。

「人の話を聞くのがつらくなってきた」
「毎日疲れすぎて、自分が空っぽな感じがする」

と感じたら、共感疲労の可能性があります。


2. 収入の不安定さ

指名の入り具合や業務委託の働き方によって、月々の収入が大きく変わることも。

「生活が不安定で将来が見えない」
「好きだけではやっていけない…」

という声は、現場でもよく聞かれます。


3. スキルや将来への不安

「このままで大丈夫?」
「資格や技術が足りない気がする」
「40代、50代になったらどうなるんだろう」

と、将来に対する漠然とした不安が離職の引き金になることもあります。


4. 職場の人間関係・待遇への不満

  • 長時間労働
  • 休みが取りづらい
  • スタッフ間のギスギス感

職場環境が悪ければ、「せっかくの好きな仕事」も続けにくくなります。


5. やりがいの低下・目的の見失い

繰り返しの施術に慣れてしまい、「自分は何のためにやっているのか分からない」と感じる人も。

「お客様のため」ばかりに意識が向き、自分の気持ちを置き去りにしていませんか?


離職を防ぐためにできること【7つの予防策】

1. 定期的に「自分の感情」と向き合う時間を持つ

ジャーナリングや一人カフェ時間など、心を整える習慣を意識しましょう。
自分の気持ちに気づくことが、疲労をため込まない第一歩です。


2. 同業者・仲間とのつながりを持つ

孤立感は大敵です。
共感できる仲間との会話や情報交換は、モチベーションの維持にも役立ちます。


3. 「仕事モード」と「自分の時間」を切り分ける

感情やエネルギーを消耗しすぎないために、仕事とプライベートの切り替えルールを決めておくと◎。


4. 自分へのケア・癒しを受ける

セラピストこそ、誰かに癒してもらう時間が必要です。
信頼できる施術者に定期的に通うのもおすすめ。


5. スキルや知識をアップデートする

学び直しや新しい技術の習得は、将来への不安を軽減し、やりがいの回復にもつながります。


6. 複数の収入源を持つ/副業を検討する

収入の不安定さに対しては、副業や講座開催など、自分で働き方をカスタマイズしていくことも有効です。


7. 「なぜこの仕事を選んだのか?」を定期的に思い出す

初めの気持ちや、誰かからの「ありがとう」の言葉を振り返ると、
今の仕事の意味を再確認できることがあります。


まとめ:“好き”を続けるには、守るべきは「自分」

セラピストは、人に寄り添う仕事。
でもその前に、「自分を大切にする」ことがなにより重要です。

疲れてしまう前に、立ち止まっても大丈夫。
一度離れても、また戻ってきてもいいんです。
“癒し”を仕事にするあなたが、まず自分を癒せるように。

これからも、心地よくこの仕事を続けていけますように。

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